出血性膀胱炎とは | 膀胱炎の症状について教えて

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出血性膀胱炎とは

出血性膀胱炎とは

膀胱炎といえば女性がなりやすい病気となるのですが、実は膀胱炎にもいくつかの種類があります。
その一つとなるのが出血性膀胱炎です。
この膀胱炎とはどんな症状なのかというと、その病名の通り、出血がある膀胱炎となります。
血が混ざるのは尿となり、肉眼でもわかるくらいの血尿が主な症状となります。
そのほか、排尿時に痛みがある、尿の回数が多い、残尿感があるなどの症状も出ます。
症状が悪化すると血が固まりとなって尿路をふさいでしまい、尿ができなくなるなど深刻な事態となる場合もあります。

出血性膀胱炎の原因とは

なぜこのような症状が起こるのかというと、原因の一つになっているのはウイルス感染です。
これによって炎症が起きてこのような症状が現れます。
ウイルスの種類は一つだけではありませんが、よくあるのはアデノウイルスによるものです。
このようなウイルス感染が原因というものが多いのですが、抗がん剤が原因でこの膀胱炎が起きることもあります。
抗がん剤を現在服用している方はこれが原因の可能性もあります。
そのほか、食べ物や薬に対するアレルギーという原因もあるなど、その原因は一つだけではありません。

出血性膀胱炎は誰がなる?

膀胱炎は女性がなりやすいと言われますが、この出血性の膀胱炎も女性なら誰でもなりやすいのでしょうか?
こちらはそうとは限らず、どちらかというと子供がなりやすい病気として知られています。
また、抗がん剤を使っているとこの病気が起こることがあるため、その薬を使っている方は大人でもなる場合があります。

出血性膀胱炎の治療とは

出血性膀胱炎の治療はどうするのかというと、原因がウイルス感染と思われる場合、風邪と同じように自然に回復を待つ場合もあります。
細菌感染と違ってウイルスは抗生物質での治療はできません。
そのほかにウイルス感染に効く薬もあまりないため、十分な休養や安静、水分補給などを通して体の回復を待つといった治療になります。
出血がひどい場合は止血のための薬を使うこともあります。
また、出血により尿路をふさぐといった事態が起こりえる症状の場合や、すでに起こっている場合、尿路に管を入れての処置などが行われることもあります。

病院で診察を受けよう

出血をともなう症状となることから、症状がひどいときなど早めに病院を受診してください。
膀胱炎の症状は泌尿器科が専門となります。
また、患者が子供の場合は小児科で相談できる場合もあります。
これら病院で相談するといいでしょう。

膀胱炎の症状